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中古戸建てのメリット・デメリット

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私が住んでいる地域も土地の値段がどんどん上がっています! 新築の戸建てもどんどん建てられていますが、なかなか手が出ないお値段。 新築の戸建てに比べて中古戸建ては値段が安くてお買い得!? 今回は中古戸建てを買うメリットとデメリットをご紹介します。

目次▼❶中古戸建てを買うメリットとデメリット
❷建築後、何年から建物の資産価値がなくなる?
❸中古戸建てを買うときに気をつけること

❶中古戸建てを買うメリットとデメリット

<メリット>

  • 価格が安い:新築物件と同じ金額で、新築より広い家や立地条件の良い物件の購入も可能
  • 物件を見て購入できる:人気のエリアの新築物件の場合、土地だけを見て購入したり、完成前に購入するケースも。中古物件は既にある物件なので、実際に内見して検討できる
  • DIYやリノベーションで新築のようにできる

<デメリット>

  • 所有してからの耐用年数が短くなる
  • 購入後すぐに修繕が必要になる可能性がある
  • 建物の資産価値が低くなっているため住宅ローンの審査が厳しいことも
  • 築年数が古いとシロアリ・雨漏りなどのリスクも

❷建築後、何年から建物の資産価値がなくなる?

物件は時間とともに劣化するため、築20年以上経った木造住宅は、建物の資産価値はゼロになってしまいます。土地としての価値がなくなることは、ほぼありませんが、景気の変動や周辺の土地開発、過疎化により人口流動が見られる際には土地の価格が変動することがあります。

<資産価値の推移>

  • 築年数5年以内の物件は「築浅物件」で、高値で取引される。新築時の70~80パーセントの価格で購入でき、人気も高い
  • 築10年で新築時の50%の価値まで落ちる
  • 築11年〜20年で建物の価値はゼロになる

中古戸建ては、築15年以降になると流通量が多くなります。そのくらいの築年数だと幅広い選択肢の中から選ぶことができます。ただし、外壁・屋根塗装などの修繕をする前に売却しようとする人も多いので、安く購入できてもすぐに購修繕費用がかかってしまうこともあります。

❸中古戸建てを買うときに気をつけること

  • 再建築不可/価格はとても安いが、現在の建築基準法に合致していない土地に建てられており、一度建物を壊してしまうと再建築ができなくなってしまう。どれだけ古くなっても修繕して住み続けるしかないので注意。
  • 旧耐震基準で作られた物件/1981年5月31日までに建築確認をとっている物件

築年数が経っている中古戸建ての場合は、購入前にホームインスペクションをすることをオススメします! 住宅の劣化や欠陥を調べてくれて、修理が必要な時期や費用などの目安を教えてもらえます。一戸建ての場合、5万〜6万円程度です。耐震性やその他にもオプションの検査もあります。

<あとがき>

以前、内見した築古の中古戸建て。内装がとても素敵だったので内見してきました。室内はリノベーションが施されてとても綺麗! ただ床は斜めで、外側のサッシが傷んでいたり。これは排水管や屋根裏など目に見えないところの劣化は深刻そう……。中古戸建てのホームインスペクションは必須だなと感じました。

(絵・文/ながれだあかね)

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この記事を書いた人

イラストレーター・ライター

武蔵野美術大学芸術文化学科卒業後、幼児教室にて絵の講師、不動産インターネットメディア事業「ウチコミ!」の広報部を経て、独立。現在はイラストレーター・ライターとして活動中。「お部屋探し」をテーマにした四コマ漫画を始め、似顔絵、結婚式のウェルカムボード、音楽をテーマにした作品を制作。水彩画を中心とした絵を描く。趣味はラジオと落語を聴くこと。 イラスト等のご依頼・ご相談は、下記URLのContactよりお気軽にお問い合わせください。 ながれだあかね 公式ホームページ https://nagaredaakane.morutto.com/

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